受託合成

私たちは徹底した品質管理・安全管理のもと、お客様のニーズに確実に応える「原薬」「医薬中間体」の受託合成を行っています。お客様の開発レシピをもとに、経験を活かした高品質なスキルと生産プランをご提供し、製品開発の効率化、コストパフォーマンスの向上に貢献することが私たちの使命だと考え、日夜作業に向かっております。

また、GMP(Good Manufacturing Practice)を遵守した生産体制、あらゆるリスクを想定したマネジメント体制を構築。定期的にGMP適合性調査に伴う当局による査察、国内外の大手製薬会社様によるGMP監査を受けることにより、信頼性の高い生産環境を保つことを念頭に置いています。

サンケミカルが選ばれる理由

業務に携わるすべての社員が 「安全」を強く意識する生産体制
お客様のご要望に滞りなくお応えし続けるためには、常に安全で円滑な、トラブルのない生産体制を維持しなくてはなりません。また、最終的に人の体に入る薬品を扱う事業である以上、製品そのものの「安全性」を確実に担保する必要もあります。そういった環境の中、私たちは日々の作業内容チェック、工程ごとの綿密な安全管理、定期的に行われる外部からの査察などを通じ、お客様のご期待に応えるマネジメントを続けています。
幅広い分野に対応してきたからこそ 養われた「熟練の」スキル
私たちはこれまで、お客様に求められる幅広いご依頼に対応できるよう努めてまいりました。 複雑で多工程となる医薬品原薬の生産過程において、基礎的技術のみならず応用的技術も駆使し、多種多様な実績と経験を積み重ねてきたことこそ、サンケミカルの大きな強みです。 私たちは、お客様のニーズに対して、強みとなる「熟練のスキル」を発揮することで、「忠実な再現力」、「改善・改良力」、「開発力」を提供します。
「命」に携わる仕事であることに 感じる高い「モチベーション」
私たちが手掛けた製品が、最終的には「医薬品」となって誰かの命を救うことになるというイメージは、常に社員の心の中にあります。だからこそ、社員一同はこの仕事に責任感と誇りを持って臨んでいます。社員の高いモチベーションは、パフォーマンスを上昇させることにつながると同時に、製品の完成度を高める結果を導きます。「サンケミカルには、いつも信頼できる人間がいる」。そう思っていただけるよう、努力してまいります。

反応実績・反応例

  • アミド化
  • アルキル化
  • ウィッティヒ反応(Wittig Reaction)
  • エポキシ化
  • 還元
  • 接触還元・水素化
  • 金属を用いる還元
  • カルボン酸およびエステルの還元
  • 還元的アミノ化
  • クライゼン縮合(Claisen Condensation)
  • グリニャール反応(Grignard Reaction)
  • クルチウス転位(Curtius Rearrangement)
  • 酸塩化物の合成

  • 酸化
    液相空気酸化
    オキソン酸化
    パリック・デーリング酸化(Parikh-Doering酸化)
    脱水素
  • 酸無水物の合成
  • ジアゾニウム塩を用いる反応
  • シアノエステル合成
  • ジペプチドの合成
  • ストレッカー反応(Strecker Reaction)
  • ブヘラ・ベルクス反応(Bucherer-Bergs Reaction)
  • シュトッベ縮合(Stobbe Condensation)
  • スルホン化

  • 鈴木カップリング
  • チャン・ラムカップリング(Chan-Lam Coupling)
  • チオール化
  • ディールス・アルダー反応(Diels-Alder Reaction)
  • シアノ化
  • ニトロ化
  • ハロゲン化
  • ハロゲン交換
  • 福山反応
  • フリーデル・クラフツ化(Friedel-Crafts Reaction)
  • マンニッヒ反応(Mannich Reaction)
  • その他

受託合成の流れ

フロー図:① オファー受諾

① オファー受諾  

お客様からの新たなご要望をお受けいたします。お客様からは、弊社の労働力、生産体制を考慮した製品のレシピをご提案いただきます。

フロー図:② ラボスケールでの検討

② ラボスケールでの検討 

まずは研究室レベルで、オファーいただいた製品を弊社の技術と設備で合成できるかどうかを検討し、あらゆる試算を行います。

フロー図:③ スケールアップ

③ スケールアップ 

生産が可能ということになれば、実際の設備を使った製造にスケールアップ。実機の生産ラインを用いてプロトタイプを製造します。

フロー図:④ 確認・評価

④ 確認・評価 

試作品がご要望に即したものなのかを、社内分析、お客様の分析をもって確認・評価。申請が必要なものがあれば手続きを進めます。

フロー図:➄ 増産体制構築

➄ 増産体制構築 

評価に問題がなく、増産にGOサインが出れば、正式に生産ラインが稼動します。また、問題が生じれば、随時体制をアップデートします。

フロー図:⑥ 納品

⑥ 納品 

技術紹介

対応可能範囲について

過去の実績の積み重ねから、私たちは「可能なこと」の幅を広げてきました。
経験値から導き出したノウハウをさらなる革新的技術開発に活かしながら、あらゆるニーズにお応えできる準備を進めてまいります。

24時間体制のご紹介

実生産ラインの24時間稼動に合わせ、技術開発部門も同様の24時間体制を敷くことで、生産への万全なバックアップ体制を実現しました。
これによって、品質・コストと共にスピードにも重点を置きながら、ご要望への迅速な対応、スムーズなスケールアップを可能にしています。